ヴェルスパ大分 尻上がりに調子を上げた前半戦 選手層が厚く、戦術の幅が広がる

2022/07/04
  • ヴェルスパ大分

 連戦を経験したことも収穫となっている。疲労軽減のために選手を入れ替え、総力戦で戦ったことで選手層が厚くなった。さらに、途中交代の選手がそれぞれの特徴を生かすことで、戦術の幅が広がっている。これまで最前線には、中村真人や前田央樹といったポストプレーや得点力のあるストライカータイプが配置されていたが、今は、スペースを作る動きができるセカンドストライカータイプの中野匠が入ることでポジションが流動的になり、相手守備をかく乱している。大分の攻撃の肝となるサイドの選手も、スピードを武器に縦突破を特徴とする選手や技巧派タイプなどがそろい、攻撃のパターンが増えた。

 

 勝負の後半戦は、猛暑の中での試合となる。自陣で守備陣形を整え、しぶとく勝ち点を拾っていくチームが増える中、山橋監督は「省エネサッカーはしない。これまでと同様に前からボールを奪いにいく」と自分たちのスタイルを貫く。「(5枚の交代カードを使い)メンバーが半数代わっても戦力が落ちない」との自信があるからだ。

 後半戦は、課題である下位チームへの取りこぼしをなくし、着実に勝ち点を積み重ね、悲願のJ3昇格を目指す。

 

イマジネーションあふれるプレーで躍動する藤本拓臣

 

(柚野真也)

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