ヴェルスパ大分 キープレーヤー③ 数々のチームを渡り歩いた浦島貴大が向上心をもたらす
2020/03/13
- ヴェルスパ大分
常に全力でプレーする姿は若い選手の模範となっている。手を抜かずにピッチを走り抜け、危機を察知するとポジションに関係なくスペースを埋める。そのひたむきなプレーは、言われるからするのではなく、彼自身が高校を卒業して7つのチームを渡り歩き、ステップアップしていくために必要なことだと理解しているからだ。佐川印刷時代はFW藤本憲明(神戸)とプレーし、FC琉球時代はGK朴一圭(横浜M)とともに堅守を築いた。彼らが上のカテゴリーを目指し努力する姿を見てきたからこそ、「誰にでもチャンスがある」と毎日の練習に向上心を持って取り組む。
今季は守備だけでなく、「得点に絡むプレーをしたい」と意欲的だ。後方からのロングフィードに機を見たオーバーラップ、セットプレーでは得意のヘディングで得点を狙う。新天地では、経験を糧にさらなる進化を遂げ、レギュラー争いに新風を巻き起こすことで、よりチームを活性化させ、上位進出を実現させようとしている。
守備だけでなく得点に絡むプレーをしたいと語った
(柚野真也)