バサジィ大分 新戦力が加わり、本石猛裕の得点量産に期待高まる 【大分県】

2022/10/29
  • バサジィ大分

 今季は館山監督1年目。スタイルを一新し、ボール保持を重視する。当初は戸惑いを隠せなかった選手たちだが、試合を重ねるごとに戦い方が整理された。最近は最前線にピヴォを置き、手数をかけずにボールを運ぶシンプルな戦術も取り入れ、守備では敵陣からプレスを仕掛けてゴールを奪うようになった。ピヴォの本石猛裕はチームの変化をはっきりと感じていた。「試行錯誤していたが、最近はやりたいことがハマっている。選手全員に共通認識があり、規律もできた」

 

 日本代表として活躍する本石は、ピヴォを多用した攻撃によりチームの浮沈のカギを握る。「日本代表の攻撃のコンセプトと似ている。相手を背負って反転してシュートを打ったり、ためをつくって味方の攻撃を促し、アシストするプレーが求められている」と話し、今こそ日本代表での経験をチームに還元できると捉えている。フィジカルの強さを武器に、どんな状況でも得点に絡むプレーが本石の真骨頂。試合前々日に全治3週間のけがを負ったが「新たに加わった選手と相性の良さを感じる。自分にとってもいい流れが来ている」と、復帰後はチームの起爆剤となるために得点を量産する覚悟だ。

 

積極的にコミュニケーションを図る本石猛裕

 

 

(柚野真也)

 

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