バサジィ大分 開幕2連敗 意識の共有と精度の向上が不可欠

2022/06/29
  • バサジィ大分

 収穫を上げるなら、昨季はあまり見られなかった攻撃の形だ。パスを回す中で、ポジションを取り直し続け、ボールをつなぎ、サイドで数的優位の状況をつくろうと試みていた。パスを出したら止まらず、リターンをもらいにいく。あるいは2本、3本先のパスを受けるために動き出す。一連の動きは形となっていたが、やはりパス回しの段階でミスが多発しては、機能させるのは難しい。

 

 「簡単にボールを失っていた。チャンスの数を増やすことが課題。次はもう少し落ち着いてプレーしたい」と語った小門。その言葉が、選手全員の思いを代弁していた。攻守ともに主導権を取りにいくスタイルは好感を持てる。ただ、このスタイルで結果を出すためには詰めるべき部分が、まだ多く残されているのも事実だ。今季は選手の入れ替わりが多く、選手間で細かな点を整理し、さまざまなシチュエーションへの対応力が問われてくるだろう。

 

得点の部分を突き詰めたいと語った小門勇太

 

 

(柚野真也)

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