バサジィ大分 黒星スタートとなったがブレはない

2022/06/24
  • バサジィ大分

 練習ではボールを受ける位置、向きを徹底的に教え込む。館山監督は「やるしかない。戦術を浸透させることを諦めたら勝つことはできない」と強い信念を持つ。もちろん、選手の声に耳を傾けないわけではない。開幕戦後に選手から「1対1のところを強調したい」などの声が出たことを受け、「(ボールを運ぶ場面での)スタートの位置の決まり事はあるが、それ以外はシンプルにパス&ゴーで攻撃するようにした。守備もカバーの意識が強過ぎたようなので、しっかり目の前の相手をマークするように修正した」(館山監督)。

 

 小門勇太は「自陣でパスを回すことに満足して、ゴールに直結するプレーが少ない。戦術も大事だが、ゴールを意識しなければいけない」と話す。館山監督は「短期間で理想とするチームはつくれない。試合を重ねながら、長期的な視野を持ってチームを成長させたい」と話しており、試合を積み重ねながら連携を深めていく構えだ。指揮官が描く戦術が浸透するには時間がかかりそうだが、選手と意見をすり合わせて現状に見合った戦い方を模索している。少なくとも現時点でのチームの方向性にブレはなさそうだ。

 

 

ゲームキャプテンとなった小門勇太

 

 

(柚野真也)

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