バサジィ大分 伊藤監督が本領発揮、3連勝で3位に浮上

2021/11/17
  • バサジィ大分

 攻撃においては森村孝志の8得点をトップに、芝野創太の6点、北九州戦で2得点を決めた小門勇太も6点となり、1人のスコアラーに頼ることなく、どこからでも得点できる。さらに、個々のプレースタイルが異なるため、攻撃パターンも増えている。小門が「シュートで終わることを意識している」と話すように、得点への意欲が高く、ゴールに向かう姿勢が攻撃のリズムを生み出している。

 

 北九州戦はカウンターからGKと1対1になる決定機を再三生み出したが、詰めの甘さから4点目が遠かった。それでも伊藤監督が気にする様子はない。「(追加点を)取れなくても勝つのがウチのチーム。リードを守り切った」。しゃにむに追加点を奪いにいってカウンターで失点するよりは、リスクマネジメントを徹底して時間をうまく使って逃げ切る戦術を選んだ。ここに、「相手より1点多く取ればいい」という伊藤監督の哲学がある。勝利こそ全てと言い切るリアリスト(現実主義)の下、チームは勝ち星を積み重ねている。

 

守備強度が上がり、チームの調子は上向いている

 

 

(柚野真也)

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