バサジィ プレーオフ決勝プレビュー 2試合通してのマネジメントが鍵を握る

2020/01/24
  • バサジィ大分

 今季の名古屋との対戦成績は1勝2敗。名古屋は選手個々の能力が高く、攻守のバランスが良い。2試合の短期決戦とはいえ、伊藤雅範監督は「同じ相手に連勝するのは難しい」と準決勝で痛感した。ただ、監督にも選手にも苦手意識はなく、決勝は挑戦者として戦える。名古屋有利の前評判も、大分にとってはプレッシャーを感じずに試合に臨めるし、何より準決勝で強度の高い試合をした経験は大きい。名古屋はリーグ戦が終わって約2週間空き、試合勘が鈍っていてもおかしくない。

 

 先手必勝。「まずは初戦が大事になる。1戦目を勝って同じ土俵に上がれると思っている」とキャプテンの白方秀和。仁部屋和弘は「自分たちは形がある分、対策される。それを上回るために(プレーや判断の)引き出しを増やしたい」とブラッシュアップを誓う。短期決戦で“自分たちらしさ”を発揮するのは難しいが、継続性があってこそ、経験は蓄積されチームは成長する。

 

 2試合合計で引き分けの場合、リーグ戦上位の名古屋の優勝となるため、そのあたりの駆け引きも鍵を握る。「2試合を一つの試合としてマネジメントする必要がある」と伊藤監督。大分が序盤の間に先制点を奪えるか? リードしても攻めの姿勢を保ち続けることができるのか? 終盤に指揮官がどんな采配を見せるのか? そこが明暗を分けるポイントになってきそうだ。

 

伊藤雅範監督の采配にも注目したい

 

 

(柚野真也)

 

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