トリニータ 福森直也 縦と横で大きく揺さぶり、得点機会を生み出す

2019/03/16
  • 大分トリニータ

 その思いが形になったのが後半10分、決勝点となるFW後藤優介へのアシストだった。後藤の全力疾走するスペースに利き足の左から弧を描く速いクロスを「狙い通り」(福森)に通した。後藤も「球筋が良かった。(相手DFを)超えてくると感じた」とJ3時代から形成されたホットラインでゴールネットを揺らした。

 

 福森のフィード力は定評があり、相手ボランチとDFの間に入れる正確な縦パスで局面を動かすことができる。今季は縦の揺さぶりと横の揺さぶりを融合させ、ピッチの縦横を自在にあやつることができれば、絶大な破壊力と、これまで以上の得点機会を生み出すことになる。本人も重々承知だ。「自陣で短いパスを織り交ぜて相手を食い付かせれば(誘い出せば)大きく揺さぶることができる」とイメージできている。

 J1という新たなステージで戦いを重ねていけば、確実に成長していくだろう。高みを目指す攻撃的DFに注目だ。

 

磐田戦に競り勝ち、今季2勝目を挙げた

 

(柚野真也)

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