年男・年女インタビュー① 片野坂知宏監督(大分トリニータ)「J1での戦いは楽しみ」

2019/01/13
  • 大分トリニータ

数年後に大分がタイトルを取れる準備をしたい

 

Q:選手には今季のチームづくりの方針のようなものは話したのですか?

 初日の練習前に新選手、新スタッフの紹介をして、少しだけど僕の考えとかを説明しましたが、特別なことは話していません。まずは自分のコンディションを上げるとともに新加入選手とコミュニケーションを取ることが開幕までの期間は大事になると言いました。そして、開幕が全てではない。34分の1であり、開幕戦に出場できない選手も、いい準備をすることが昨季のいい結果につながった。一体感を持っていこうと伝えました。

 

Q:オフの間は監督としてどんなことをインプットしたのですか?

 スペインに10日間、研修に行きました。リーガエスパニョーラ(スペインリーグ)でたくさん試合を見ることができて、リーグのレベルの高さを感じました。やはりテレビで見るのと実際に見るのでは全然違いました。攻撃的なリーグですが意外とコンタクトプレーが多いし、フィジカルが強かった。タフなゲームの中で、どれだけ技術を発揮することが大事なのか分かりました。そして、やはりメッシはすごかった。あのスピードであの技術、あの判断。世界最高峰、バロンドールを何回も取ったのが分かります。世界トップ基準に日本のサッカーが追いつくために何が必要か考えさせられました。世界のトップを知るということは重要で、刺激になりました。

 

Q:J1にはそのメッシ選手とチームメートだったイニエスタ選手(神戸)など世界基準の外国人選手がいます。数年前と比べレベルが上がったと感じますか?

 選手は、テレビで見たスペイン代表がJ1にいて、同じピッチで戦うことができるのを楽しみにしていると思う。学べるところがあるはず。J1はイニエスタだけではない。日本代表クラスがいるし、外国人もパワフルで技術があり、スピードもある中で戦わないといけない。厳しい戦いになると思います。

 

Q:大分から日本代表選手を輩出できれば盛り上がりますね。

 日本代表に選ばれる選手は出てきてほしいし、そういう選手を育てたい。そうすることで大分がたくさんの方に注目される。近いところでは東京オリンピック、2020カタールワールドカップがあります。J1でたくさん試合をして、アピールしたい。幸い、代表監督がよく知っている森保一さんだし、大分のサッカーを理解してくれています。

 

Q:今年48歳、年男。何か思うことはありますか?

 J1で監督ができることを幸せに思います。猪突猛進、(今季のスローガンの)勇猛果敢に目標に向かって突き進みます!

 

Q:今年1年で何を手にしたいですか?

 もちろんJ1残留。来年もJ1でやれることが一番。それが大分の歴史になり、次世代につながる。レベルを上げて、大分がタイトルを取れる準備ができるようにしたい。それは僕も望んでいることでもあるので。

選手にはチーム一丸で戦うことを説いた

 

年男・年女インタビュー

オナイウ阿道(大分トリニータ)

尾関潤(バサジィ大分・フットサル)

本多琢人(ヴェルスパ大分)

林一寿(大分三好ヴァイセアドラー)

亀井×山下×石崎(バサジィ大分)

 

(柚野真也)

 

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