大分トリニータ 点取り屋へと変貌する呉屋大翔 得点ラッシュの予感漂う

2022/02/16
  • 大分トリニータ

 プロになって5チームを渡り歩き、さまざまな監督の下でプレーした。その都度求められる内容も違ったが、監督のスタイルに合わせることを優先して考えてきた。ただその際に、「自分の武器を捨てるような判断はしなかった」。ゴール前の動きだしや得点感覚は天性のもの。前線からの献身的な守備や体を張ったポストプレーを求められれば、もちろんそれはするけれど、自分の武器は捨てない。武器をそのまま持ちながら、自分に新たな装備を加えて強くなった。総合力の高いセンターフォワードに進化を遂げたが、「ストライカーがピッチで出すべき答えは得点」との自負がある。

 

 今季は4−3−3の最前線に据わり、攻撃の組み立てに絡むことはあるが、ラストパスを待ち、サイドからのクロスに走り込んで足や頭で合わせる場面が増えた。「ゴール前で求められるプレーをして、得点したい」。呉屋が本来の力を発揮できれば、チームを上位に押し上げる原動力になれる。2019年にJ2で日本人最多となる22得点を決めた実績がある。得点ラッシュへの期待は高まる。

 

得点への強い思いを語った

 

 

(柚野真也)

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