大分トリニータ 残り3試合、全てを捧げて残留をつかみ取れ

2021/11/19
  • 大分トリニータ

 「90分間にわたって戦う気持ちを表現する」とは三竿雄斗の言葉だが、そんなシンプルな思考へと切り替わったチームには今、緩みのない緊張感と適度にリラックスした雰囲気があるという。それは5連勝を達成してJ2に昇格した、2016年シーズンのチームと似ている。片野坂監督は「昇格と残留とでは異なるし、監督初年度(2016年)と今とでは状況が全く違うし、プレッシャーも異なる」と話すに留まったが、「あの時と同じように開き直るしかない」とも。

 

 崖っぷちの状況に変わりはない。しかし、過去2シーズンの鹿島とのアウェーは連勝中。15位の湘南、16位の清水の結果に左右されるとはいえ、残り3試合で勝点9を積み上げることができれば、おぼろげながら残留への道が見えてくる。

 いずれにせよ、運動量で相手を上回らなければ話にならない。チーム全員が、3試合までに残された時間の全てをサッカーに捧げて試合に臨まなければ、残留の芽は決して膨らんではくれない。

 

写真は全て大分フットボールクラブの提供

 

適度にリラックスした雰囲気で練習する選手たち

 

 

(柚野真也)

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