トリニータ 高木駿にクローズアップ 「ベストイレブンを狙いたい」

2020/06/13
  • 大分トリニータ

 個人的にも、プロ入り9年目となる今季は、始動の段階からけがもなく、3年連続リーグ戦フル出場に向けて、順調に調整を進めて開幕を迎えることができた。

 「今季は2試合しかしていないし、結果も出ていないが、新しいタイプのGK像を描けている。身長があまり高くない自分でも今の(GKも攻撃の組み立てに参加する)サッカーであれば活躍することができる。もちろんGKである以上は守備が第一であり、失点に直結するようなミスを減らさなければいけない。そこは試合を重ねれば、よくなっていく自信はある」

 

 昨季に続き、副キャプテンとしてチームをまとめる責任感と自覚も増した。

 「大分で4年目。これまでのプロ生活の中で一番長くいるチームになった。試合に出させてもらい、いい経験を積めている。大分の人は温かいし、『県民のために』という思いは強くなった。そういった意識が出てきたことは、選手として、人として自分がもう一段階成長できるチャンスだと思っている」

 

 再開初戦は、サッカーができる喜びと感謝を胸にピッチに立つ。

 「今季は数字を目標にするのは難しいシーズンだが、チームとしての目標の6位を目指したい。チャレンジできるシーズンなので、しっかりJ1に定着できるチームになるように成長して来年に続けたい。個人的には全試合出場。連戦が続くスケジュールだからこそ、自分の価値を高めたい。そして、ベストイレブンを狙いたい」

 

自分の評価を高めるシーズンにしたいと語った

 

 

(柚野真也)

 

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