キヤノンアスリートクラブ九州 笑顔を絶やさず走り切り、好調を維持する藤川遥 【大分県】

2024/05/12
  • キヤノンアスリートクラブ

 キヤノンアスリートクラブ九州(キヤノンAC)のムードメーカー藤川遥が輝きを取り戻した。昨年9月の「第71回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会」の女子1500mで4分21秒35を記録。12月の日本体育大学で行われた「第24回女子長距離競技会」の女子5000mでは16分16秒67で走り抜き、ともに自己ベストを大幅に更新した。

 

 駅伝強豪校のルーテル学院高校(熊本県)を卒業し、鹿屋体育大学に進学。将来を嘱望されていたが、大学でもキヤノンAC加入後もけがに苦しんだ。故障を繰り返したことで筋力と体力が大幅に低下し、本来の力を取り戻すまでに多くの時間を要した。藤川は「結果を出せず、もどかしい時期が長かった」と振り返る。持ち前の明るさで周囲に心配をかけぬよう振る舞ったが、不安で押しつぶされそうな夜は大好きな温泉に漬かり、星空を眺めてリフレッシュ。笑顔は絶やさなかった。

 

昨年から好調を維持する藤川遥

 

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