キヤノンアスリートクラブ九州 モカヤ・マータ・モラー(大分東明高出身)の輝きを取り戻す戦いが始まる 【大分県】
2024/04/16
- キヤノンアスリートクラブ
しかし、2年目から足の故障を繰り返した。コンディションが戻らず、後半に失速するレースが増えた。昨年は全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で4区を走ったが、出走した外国人選手の中で最下位、全体でも25人中23位と低迷した。クイーンズ駅伝後は再びひざを痛め、「走るのが嫌になった」。リハビリとリフレッシュを兼ねて母国ケニアに帰国した。久しぶりに家族と会い、元気づけられ英気を養った。2週間を過ごした頃には「日本に帰りたくなった。もう一度、走りたい」と思えるようになった。
今年度を勝負の年と位置付け、5000mと10000mでの自己記録更新を目指す。後藤透監督は「目の色が変わった。結果を出さなければとの思いが強くなった」と変化を感じている。「再び輝きを取り戻す」と気合十分のモカヤは、目標達成のために大好物を控える。「しっかり体重をコントロールして、ご褒美にトッピングで唐揚げを加えたカレーを食べたい」とチャーミングな笑顔で語った。
今年度は自己記録更新が目標となる
(柚野真也)