高校バスケそれぞれの現在地⑤ 大分鶴崎(女子) 全員が主役になるチームを目指す

2019/02/25
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 大分商業戦ではディフェンス力の高さに手を焼き、得点には結びつかなかったものの、シュート本数は決して少なくなかった。シュート決定率の高さは武器であり、相手ディフェンスに翻弄(ほんろう)されることなく落ち着いてシュートを狙えるようになれば、得点はもっと伸ばせるだろう。一方、守備では球際での勝負の際に勢いのあまりファウルをしてしまうことも多く、得点のチャンスを与える場面もあった。ファウルをしないディフェンスの力をつけるためには、今以上の体力づくりも課題となる。

 

 部活動、生徒会活動が盛んな校風ではあるが、文武両道を実践するため日頃の少ない練習時間の中で、ひたむきに練習に励んでいる。飛び抜けてレベルの高い選手がいるわけではないため、全員が主役になる可能性がある。「のびしろはいっぱいある。これからが楽しみ」と山本監督は今後の成長に期待する。一つひとつのプレーを冷静に判断し、チーム全体で“勝ちたい”という熱量がもっと高まれば、その強い気持ちがチーム力となり、もうひとつ上のステージへ上がる可能性も充分にあり得る。

 

県高校総体ではベスト4入りを目指す

 

高校バスケそれぞれの現在地

中津北(女子)「発展途上、攻めるスタイルを確立したい」

大分舞鶴(男子)「新スタイルで王者奪還」

大分(女子)「鮮烈デビューから1年、そして、これから」

別府溝部学園(男子) 圧倒的な強さを手にして再チャレンジ

 

(黒木ゆか)

 

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