3年生、夏物語2022 vol.8 ライフル射撃 3年間の集大成に向けて大会に挑む佐藤宗哉と岩尾歩(由布3年)

2022/09/02
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 佐藤と同時に入部した岩尾歩も3年間で成長した一人。「入部した頃は楽しくやりたいと軽い気持ちだったが、部活は根性なしの自分を鍛えてくれた」と振り返る。しっかり練習して、しっかり結果を出す先輩たちに圧倒され、同学年の部員が減っていく中、「県外の遠征や大会に行って、他校の生徒と仲良くなり、競技に対するモチベーションが上がった」(岩尾)。次第に競技熱が高まり、最終学年になる頃には部員を引っ張る存在となった。野畑監督は「センスがあり人間力がある」と評価する。

 

 大会では目配り、気配りができ、「緊張している選手に話し掛け、『みんなで頑張ろう』という雰囲気をつくってくれる。競技を楽しもうとする姿勢が結果につながっている」(野畑監督)。国体の九州ブロック大会でも、県内の他校の選手とコミュニケーションを取り、『チーム大分』の雰囲気をつくった。栃木国体の出場が決まり、岩尾は「競技を続けるかどうか迷っているが、国体が一区切りになる。出場するからには優勝を目指す」と話す。

 

 岩尾は佐藤のことを「互いを高め合える仲間」といい、佐藤は岩尾に「責任感が強く、いい刺激を受けてきた」と感謝する。向上心の高い2人が、それぞれの目標に向かって3年間の集大成を見せる。

 

栃木国体ではビームライフルで出場する岩尾歩

 

 

(柚野真也)

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