3年生、夏物語2022 vol.5 サッカー男子 苦い経験を糧に再び全国を目指す大分鶴崎

2022/08/27
  • HEADLINE

 残ったメンバーは主力として全国高校総体に出場しており、全国の厳しい戦いを経験した。中盤で試合をコントロールする増田真聡は「今までの練習では全国レベルに到達できない。意識を高く持ち、個々のレベルアップが必要だが、運動量でカバーできる部分も感じた。チームとして連動すれば通用する」と話し、得点源の川野竜聖は「足元の技術は及ばなかったが、1対1のスピードは負けていない」と、収穫と課題を感じた選手がいることは、チームにとって大きなプラスとなった。

 

 何より「全国大会に出場するのではなく、全国で勝ちたい」との思いが強くなった。もちろん県予選で勝ち上がらなければ目標には到達できない。遠山は「トーナメントなので何が起こるか分からないが、天狗(てんぐ)になることはないし、謙虚に勝利を目指す」と慢心はない。

 全国高校総体後は、2日のオフを挟み、県外遠征や地域の大会などの実戦を連日こなした。大分鶴崎はこの夏に大きな経験を積み、冬の大一番に向けて養分を蓄えている。12年ぶりの夏、冬連続全国大会出場を目指す。

 

全国高校総体に続き、全国高校選手権大会の出場を目指す

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ