ラストバトル〜3年生、最後の戦い〜 ハンドボール男子 出場辞退を経験した大分のその後

2021/08/18
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 やり場のない悔しさと虚しさを抱える3年生に、県ハンドボール協会が救いの手を差し伸べたのは、その数週間後だった。救済措置として高校と大学、社会人チームで争われる日本選手権の「九州ブロック大会県予選大会」への出場を認めた。例年なら出場枠は県高校総体優勝校1校だが、今回は大分雄城台と大分が高校代表として出場し、社会人チーム「UNION」とリーグ戦で県代表の座を争った。自宅待機で練習できる時間はわずかだったが、3年生はこれまで歩んできた日々の思いを試合にぶつけた。結果は3チームが1勝1敗で並んだが、得失点差で大分が優勝し、9月の九州ブロック大会の出場を決めた。

 

 この県大会を最後に3年生のほとんどが引退。古林怜央(同)は「自分たちが出場できなかったインターハイ、全国選抜に出てほしい」と後輩に思いを託した。卒業まで部活動を続け、国体や日本選手権出場を目指す石川は「これまでお世話になった方々に恩返しができなかったのが心残り。この経験ができたのは限られた人だけ。貴重な経験として今後の競技人生や、その後、指導者になったときに生かしたい」と力強く語り、次のステップへ踏み出した。

 

3年生の思いを引き継いだ1、2年生

 

 

(柚野真也)

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