スター候補生インタビュー③ サッカー 弓場将輝(大分トリニータU―18/大分東明高校3年)「死に物狂いでつかんだトップチームへの昇格」
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Q:中学から大分アカデミーに在籍していますが、どんな6年間でしたか?
技術より人間性が鍛えられた6年間だったと思います。サッカー以外のところでスタッフの方々に厳しく指導されたおかげで、人間的に大きくなったと思います。小さい頃からプロを目指していて、アカデミーに入ることが近道だと思っていたのですが、最後の1年間は死に物狂いでチャンスをつかんだ感じです。高校2年生の日本クラブユース選手権が終わって、1つ上の学年からトップチーム昇格の発表がなくて、「この人たちでもプロになれないんだ」と危機感を感じました。自分にはあと1年しか残ってないと思うようになった。主力で試合に出ていましたが、練習から手を抜くことはなかったです。ライバルに負けたくなかったし、自分にも負けたくなかったです。
Q:思い出に残っている出来事や大会はありますか?
いい思い出は、1年生の時の日本クラブユース選手権の川崎戦です。リードしていた時に守備固めで途中出場となったのですが、流れが相手にあった中で自分を起用してくれたことは自信になりました。苦い思い出は中学1年生のバスの移動中。(禁止されていた)携帯電話を触って、1週間練習に参加させてもらえなかったこと。あれがあったから規律を守ること、集団としての自分の立場や役割を考えることができるようになりました。
Q:左利きのボランチとして攻撃力に目がいきがちですが、守備も高い評価を受けていますよね。
ボランチは守備ができて当たり前だと思っています。これは最低限のところで、点が取れるボランチになりたいと思っています。メッシが好きでサッカーを始めた小学1年生の頃から、左足でしかボールを蹴らなかったからなのかレフティになりました。本当の利き足は右なんですけど、今では両足で蹴れるのは武器になっています。
Q:アカデミー出身で大分市出身であればいや応なしに注目が集まりますが、プレッシャーは?
期待は感じるけど意識はしていないです。まだ自分は何もしてない。日々の練習と努力で、まずは体を大きく強くして、試合に出てチームのために貢献したいです。感謝と謙虚さを忘れずサポーターに愛されたい。1年目の目標は、リーグ戦の半分以上に出場することです。
Jリーグデビューを果たした弓場将輝(写真は大分FC提供)
(柚野真也)
スター候補生インタビュー
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