地元でV1デビューを飾った西知恕(J Tサンダーズ広島) 「チームを勝たせる選手になりたい」

2020/10/24
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 身長は192㌢、ミドルブロッカーとしては高い方ではないが、抜群の跳躍力と柔軟性を備え、ネット際のボールの扱いが巧み。原秀治監督は「先月の練習試合からスパイクやブロックで頭角を現した。彼の持つ能力はV1でも十分通用する」と評価し、開幕で先発に起用したのは凱旋試合だからというわけではなかった。デビュー戦は気負いもあったが、力みのないフォームで速攻やブロックを決め、適応力を見せた。

 

 毎シーズン、優勝争いを演じるJ T広島は、チーム内の競争が激しく、高いレベルのプレーを求められる。西は、「このレベルになると全てのプレーが上手いのは当たり前。自分だけの武器を手にしないと生き残れない」と、ネット際のプレーやつなぎのプレーを磨く日々を送る。「1年目から試合に出て、チームを勝たせる選手になりたい」と語る西は、一流のプレーを肌で感じられる喜びをかみしめている。「高いレベルでバレーを楽しむ」を心がける22歳にとって、新鮮な記憶として残る開幕戦だったことに違いない。

 

チームを勝利に導くプレーを目指す

 

 

(柚野真也)

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