大分上野丘高校 創部70年。OB監督が勝者のメンタリティーを説き、古豪復活を目指す

2017/08/11
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 勝つためのトレーニングは実践的だ。常に試合を意識させ、状況判断を磨く。素走りはなく、複数の動きを組み合わせたアップにはじまり、徐々にペースを上げる。ボールを使った練習では2対2の状況から、人数を増やし攻守の切り替えの速さを意識づけさせる。どの練習も一つひとつの時間が短く、選手は集中力を持続させることができるというわけだ。「ウチは進学校だから練習時間が限られている。練習量を言い訳にしたくない。効率良く練習するしかない」と、外部スタッフと短期、中期、長期の練習プランを考えて、強化を図る。

 

 取材日の練習は朝8時からと早かったが、1時間半程度。「いつもこんな感じ。朝早いと昼からの時間を有効に使える。夕立もないので天候に左右されないでしょ」(白石監督)。効率良く練習をして、結果を出す。白石イズムは徐々に浸透している。「ジャイアントキリングを起こしたい」と全国高校ラグビー大会県予選への秘策を練っている。

 

 

(柚野真也)

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