もう一度日本一を目指す 競泳 高橋功(南大分中学3年、ルネサンスおおいた)

2020/04/05
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 中学になると身長が伸び、現在の身長は177㌢。成長とともに泳ぎはダイナミックになった。ルネサンスおおいたの友岡俊介コーチは「特徴である手足の長さを生かした泳ぎができるようになった」と話す。力強いストロークとキックで記録を伸ばし続けた。日本一に上り詰めてからの半年間は気持ちが緩み、練習で追い込めなかった時期を経験した。「達成感があって、その先をイメージできなかった」と高橋。その間にライバルたちが記録を伸ばしたことで焦りが出た。

 

 置かれた立場によって心の持ちようも変わるものだ。「もう一度日本一への思いが強くなった」と目標が定まってからはギアが上がった。泳ぐフォームを何度も見直し、苦手のターンの克服に努め、筋力トレーニングや柔軟強化に力を入れるようになった。高橋は「今は目の前の課題をクリアし、今年ある大会で結果を残したい。そこから先はまだイメージできない」と話したが、まなざしに一点の曇りもなく、今夏の大会に向けて充実したトレーニングができているようだ。重圧も力に変え、伸び伸びと泳ぎ切る。「ぶっちぎりで勝ちたい」と活躍を誓った。

 

夏の大会に向けて順調に調整は進んでいる

 

 

(柚野真也)

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