スター候補生インタビュー 競輪 田中月菜(日本競輪選手養成所)「7月のプロデビューを目指す」

2020/01/12
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Q:バスケットボールを経験していたからこそ競輪にプラスになっていることはありますか?

 競技としては全く違いますが、バスケで培った体力や体幹、脚力のおかげで、厳しいトレーニングにも耐えられていると思います。鍛えられる筋肉は全く違うので、体型は高校時代から変わりました。競輪選手らしい太ももになり、高校時代のようには走れないと思います(笑)。藤蔭高校でも寮生活だったおかげで、現在の生活に全く苦労がありません。

 高校3年で出場したインターハイの3日後にはガールズケイリンのサマーキャンプに参加したのですが、監督の芦川尚子先生やチームメートの理解があったからこそ実現できました。とても感謝しています。

 

Q:競輪の魅力とは?

 自分の努力次第で結果が確実に現れることです。養成所での授業や練習以外にも、朝と夕方、日曜日、夏と冬の休み期間も全て自主練に費やし、自転車のことばかり考えています。ずっと夢だった自転車のことを常に考えていられるので、つらい気持ちより楽しい気持ちの方が上回っています。覚えることや練習することはとても多くて大変ですが、知れば知るほど夢中になれる世界です。

 

Q:競輪選手として、どんな活躍をしたいですか?

 まずはガールズケイリンの一員にふさわしい選手として、競技者としても人としても優れた人になりたいです。これまで競輪を知らなかった人に知ってもらいたいし、競輪場に足を運んで見てみたいと思うきっかけになるような熱いレースをしたいです。私がスポーツに打ち込むきっかけをつくってくれて、活躍をずっと応援してくれている幼なじみに楽しんでもらえるレースができる選手になりたいです。

 

Q:最後に、今後の目標を教えて下さい。

 当面の目標は3月に養成所を卒業することです。そして最短となる7月のプロデビューを目指して、選手資格試験に合格したい。プロになってからも厳しい世界ですが、グランプリを取ることを目標に努力を重ねて、これまで支えてくれた多くの人に恩返ししたいです。

 

休みの日も自主練し、努力を惜しまない田中月菜

 

 

(黒木ゆか)

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