年男インタビュー 瓜生昂勢(ヴェルスパ大分) 「自分の価値を高めるためには、結果が全て」

2020/01/08
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Q:勝つために必要なことは?

 もっとサッカーを知ること。僕を含めてみんながサッカーに触れる時間をピッチ外でも増やす必要があります。映像を見たり、知識を増やすことで、プレーのイメージが膨らみ、擦り合わせることができれば、もっと良くなるはずです。昨年はそれが足りなかった。サッカーを勉強すれば、もっと楽にプレーできるようになるし、しんどさの質が変わると思います。練習量も必要ですが、質を上げることが重要です。

 

Q:個人として必要なことは?

 10番を背負っている以上、チームの結果は自分次第という気持ちでプレーをしたい。良いときと悪いときの波があるので、ピッチで感情の起伏をコントロールし、監督が使いやすい選手にならなければいけない。もっとコミュニケーションを増やして、会話のレベルも知識も広げたいです。

 

Q:どんな24歳になりたいですか?

 サッカー選手としては全然若くない。だからこそ考えないといけないです。年齢的には28歳まで体はキレていると思うので、そこまでに上のレベルを目指したいです。ピッチ外のことでは会社を起業しようと考えています。友人と共同設立し、選手のセカンドキャリアに特化した会社を立ち上げる準備をしています。今年は選手としてもビジネスでも成果をあげたいです。

 

Q:アスリート自らが起業する。素晴らしい挑戦ですね。

 やりたいことは自分でつくる。そう思えるようになったのは大学を卒業してJリーグではなく、JFLでプレーした影響もあるのかもしれません。人生は長く、サッカー選手を離れてからの時間の方が長いわけで、周りの状況を冷静に見ることができました。僕は実行こそが全てと考えています。考えているだけではダメ、アイデアがなくても行動するやつの方が強い。じゃあアイデアを持って行動しようよという話になる。それを今、実行しています。

 

Q:では、最後に今年の目標は?

 今年は勝負の年。ビジネスでも自分の立ち位置がすごく有効に働くことがある。J1でプレーすることとJFLでプレーするのでは全く違うし、認知度も違います。サッカー選手としても上を目指し、自分の価値を高めないといけない。そのためには結果。それはスポーツでもビジネスでも同じ。評価は数字を残さなければいけない。そういう時代になっているからこそ、結果にはこだわりたいです。

 

今季は2桁得点・アシストを目指す

 

 

(柚野真也)

 

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