明豊高校剣道部 名将とともに日本一を目指す

2018/01/16
  • クラブ・部活訪問

 目指すところは県内一ではない。日本一だ。日本一を目指す稽古とはどのようなものだろうか。他校との最大の違いは大学生の存在だ。別府大学との高大連携のため、基本稽古の後は大学生との地稽古も行う。常に格上の大学生と稽古ができる明豊ならではの環境も強さの秘密だ。

  

 来年度は1年生から3年生までが初めて揃う。まさに勝負の年となる。全国の壁は厚く、過去2度のインターハイではいずれも予選リーグ敗退と涙をのんできた。全国の舞台で勝ち進んでいくには、一人ひとりが自分たちの役割をきっちりと果たすことが大切になる。特に昨年11月の県高校新人大会で個人優勝した中尾泰真(2年)と、同じく個人3位の武蔵治斗(2年)の存在は大きい。「武蔵は基本に忠実でクセのない正々堂々とした剣道をする。中尾はあくまで勝ちにこだわる。一本にかける執着心が強い。この2人で勝負ができれば、勝機が見えてくる」と阿部助監督は期待する。日本一だけを見据えて、剣士たちは今日も稽古に打ち込む。

 

(緒方美香)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ