県高校新人大会 サッカー女子 柳ケ浦が4年連続4回目のV 【大分県】

2023/02/07
  • 新人大会

 前半5分に右サイドからのクロスを、園ひなの(1年)が右足で合わせて先制し、さらにその2分後に園が追加点を奪った。その後も前線からのプレスからシュートカウンター、サイド攻撃と多彩な攻撃で点差を広げたが選手にも笑顔はなかった。キャプテンの重松日菜(2年)は、「攻撃は決定機を決めきれず、守備は球際の甘さが出た。チームとしてまとまりがなく、一人一人の決まり事が徹底できてない」と苦しい胸の打ちを明かす。

 

 新チームになってから1カ月余り。前線からのプレスに対して、最終ラインの押し上げやポジショニングの曖昧さは確かに見てとれた。ボール保持者に対して寄せが甘く、簡単に失点した。それらは目をつぶれるミスであったように思えたが、「全国で勝ち上がるチームになりたい」とチームとしての高い目標があるから厳しく追求しなければならない。九州大会まで2週間、重松は「自分たちに力がないことを自覚して、できることを増やす」と課題修正に取り組むと話した。

 

高い目標を掲げる柳ケ浦

 

 

(柚野真也)

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