県高校新人大会 サッカー女子 柳ケ浦が貫禄勝ち

2020/02/04
  • 新人大会

 中盤で試合をつくった川添ゆず(1年)は「試合の入りが緩く、自分たちのプレーができなかった。周りとのバランスをとりながら手探りの状態が続いた」と振り返るが、後半から左右のサイドにパスを振るようになると、徐々に攻撃に迫力が生まれてくる。「裏が空いていたので狙っていた」というイムは、再三にわたり、最終ラインの背後を突破して好機を演出した。

 

 後半23分に有馬寧音(1年)が追加点を奪うと、その2分後にイムがクロスに合わせ3点目。緊張の糸が切れた竹田南に怒濤(どとう)の攻撃で点差を広げると、最後はイムが、この日自身3点目となるゴールで試合を決めた。「結果が出たことだけが良かったところ。試合内容は散々だった」と林監督は厳しい評価を下したが、個々の能力だけでなく、勝負どころでの決定力や状況に応じた修正力など、さまざまな面で相手を上回った柳ケ浦の貫禄勝ちだった。

 

優勝し、九州大会に臨む柳ケ浦

 

 

(柚野真也) 

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