春のセンバツ甲子園 大分商業の投打の核となる選手たち(1) 【大分県】

2023/03/16
  • 高校野球

大道蓮(2年/二塁手/167cm・73kg/右投左打)

 

 

 個性豊かなチームメートをまとめるキャプテンは、グラウンド上の監督だ。長吉部長は「気配りができ、指導者が気づいたことを言う前に選手に伝えてくれる。おかげで私の仕事はない」と絶大な信頼を寄せる。マネージャーの評判もすこぶる良い。「キャプテンシーがあり、チームの精神的支柱」と口をそろえる。

 練習から誰よりも大きな声を出し、雰囲気を盛り上げる。チームが掲げる「日本一の元気」を体現する選手の一人だ。全力プレーを信条とする大道は、今冬に課された筋力強化に全力で取り組み、9kgの増量に成功した。「力強さが出て、スイングスピードも上がった。長打が打てるようになった」と好感触を口にした。

 練習試合でも快音を響かせ、調子は上がっている。「堅実な守備と粘り強いバッティングでチームの勝利に貢献したい」と、まずは甲子園での1勝を目指す。浮かれた様子はなく、春のセンバツ甲子園は通過点と捉えている。「本命は夏。そこに照準を合わせて、今できることをこの大会で確かめたい」と、さらなる高みへの決意を語った。

 

 

(柚野真也)

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