高校野球 タイブレークを制した大分舞鶴が61季ぶり4度目の優勝

2021/04/05
  • 高校野球

 タイブレークの先攻は大分舞鶴。「まずは1点取るためにバントを選んだ」と河室監督。雨でぬかるんだグラウンドも計算に入れて都甲陽希(2年)がバント、相手エラーを誘い勝ち越した。浮き足立つ相手を尻目に都甲の二盗が決まり、無死二、三塁。ここで先制適時打を放った3番・仲崚真(3年)が左犠飛で5点目を奪い、勝負を決めた。

 

 終始穏やかな表情で選手を見守った河室監督は、「選手全員が冬場の厳しい練習を楽しんで乗り切った。その成果が結果として出たことが何よりうれしい。打撃のチームだったが、奥本、吉田が計算できる投手になった。まだまだ九州の強豪校に肩を並べることはできないが、今の自分たちがどれだけのレベルかを見極めたい」と24日から始まる九州大会に目を向けた。

 

 地元開催となる九州大会には、選抜高校野球大会で準優勝した明豊と、大分舞鶴、柳ケ浦、藤蔭、津久見の5校が県代表として出場する。

 

61季ぶりに頂点に立った大分舞鶴

 

 

(柚野真也)

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