県高校野球選手権 自分たちの立ち位置を知った4強・中津東

2020/09/14
  • 高校野球

 投手は左腕の寺本純貴(2年)が130㌔台の直球を中心に有利なカウントを作り、チェンジアップ、スライダーで打ち取っていく。「打たせて取って、攻撃のリズムを持ってくるピッチングをしてくれた。投手陣が踏ん張って5点に抑えれば試合は作れる」と今村監督。準決勝の津久見戦では、本調子とはほど遠く初回に8点を与えた。それでも「悪いなりにできることを考えてほしかった。次につながるヒントになればいい」と今村監督はマウンドに上げ続けた。3回から橋本大輝(2年)が好投し、継投パターンができたのは収穫だった。

 

 キャプテンの田中悠稀(2年)は、「緊張して思い通りにプレーできなかった」とチーム全体が浮き足立ったことを認め、ミスから崩れたことを悔やんだ。力のあるチームに大敗したが、自分たちの現状を知り、優勝を狙える立ち位置にいることを確認できたことは大きい。

 

エースの寺本純貴

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ