県高校野球選手権 藤蔭、持ち越された連覇への挑戦はじまる

2020/09/13
  • 高校野球

 攻撃の核は四番・原田琉成(2年)。1回戦では4打点と持ち味の勝負強さを発揮した。例年、素振りの量が他校に比べて多く、冬場に筋力アップとともにスイングスピードも増す。打ち勝つ野球を掲げ、全員がボールの呼び込み方、スイング軌道、タイミングの取り方を見直し打力アップを遂げようと必死だ。立川部長は「秋の大会は一戦一戦、必死に戦うが、練習の成果が出るのは冬を越えてから」と話し、“夏は藤蔭”と言わしめるために丁寧に下地を作っていく覚悟だ。

 

 新チーム発足後から「連覇」の重圧と戦うことが強いられるチームは、正面から向き合う。立川部長は言う。「前の代から出ていた川上らが自覚を持ち始め、キャプテンを中心に引っ張っていく選手が増えている。プレッシャーが選手を強くする」。連覇への期待を背負いながら、課題の守備と走塁をレベルアップさせ、再び頂点に向けた戦いに挑む。

 

主軸を任せられた原田琉成

 

 

(柚野真也)

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