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大分舞鶴高校・益川和馬 本格派左腕の集大成、全てはこの夏のために

2017/07/11
  • 甲子園

オー!エス! OITA SPORTS編集部がピックアップ!

スター候補生ファイル #6

益川 和馬

大分舞鶴高校/ピッチャー/3年/176㎝・76㎏

 

 

 中学生の頃から県内では益川和馬の名前は知れ渡っていた。左の本格派は力強いストレートを中心に、カーブ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、クレバーな投球の組み立てで凡打の山を築く。同じ大東中学でバッテリーを組んだ平隼(大分商業)とともに、いくつかの高校が声を掛けた。

 

 注目の左腕が選んだ高校は、甲子園出場経験のない大分舞鶴高校だった。益川は「じっくり自分の力をつけて、最大限に生かせる高校と思った」と当時を振り返る。その言葉の通り、1年生の頃からマウンドに上がったが、優先したのは体の土台づくりだった。「高校野球で終わらず、その先を見据えて無理なく、じっくり体を作らせた」と花田修監督。経験を積ませるために試合に起用したが、球数を制限するなど配慮した。練習でも体力アップに重点を置き、陸上部のトレーニングメニューや股関節の可動域を広げるストレッチを取り入れ、今夏の最後の大会に照準を合わせた。

 

 主だった成績を残せず焦りを感じた時期もあったようだ。本格派であるが故に球速へのこだわりもあった。しかし、益川は「チームを勝利に導くピッチングとは何か」を自問自答し、行き着いた答えが「(1大会を)全試合を1人で投げ切る」だった。これまでの自分のピッチングを見直し、「打たせてアウトカウントを稼ぎ、勝負どころでは三振を奪うのが理想」とボールのキレで勝負する。「どこに投げれば、どこに打たせられるか。ゴロなのかフライなのか」。そこまで追求することで、ピッチングの幅を広げた。

 

 最後の大会に向けて飛躍の時がきた。大分舞鶴はノーシードのため甲子園に出場するためには6試合勝たなければいけない。「6試合投げ抜くイメージはできている。納得いくピッチングができればおのずと結果がついてくる。試合が楽しみで仕方ない」と笑みを浮かべた。

 

 シード校の監督が「(トーナメントの)早い段階で益川と当たりたくない」と話していたように、その実力は折り紙つき。益川のピッチング次第で大分舞鶴は大会の台風の目となるだろう。

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