舞鶴3本柱が完封リレーで好発進 夏の甲子園予選2019 

2019/07/10
  • 高校野球

 抑えとしてマウンドに立った木村は持ち味を存分に出した。「緊張はなかった。無失点で終われるように自分のピッチングを心掛けた。楽しかった」と汗をぬぐった。昨冬から力をつけた選手。重く球威のあるストレートを投げ込む。馬力があり、大きなエンジンは回を重ねるごとに稼働するようなタイプであるが、この試合は「前に出た2人の投手に乗せられた」(花田監督)。クローザーとしての役割を果たした。

 

 打線は1番・衛藤晃太、2番・新名の1、2年生コンビが足を絡めた機動力のある攻撃で揺さぶった。最後の大会となる3年生は緊張、重圧で思うように力を出せなかったが、「この勝利で次戦以降は力を発揮してくれるはず」と花田監督。投手は3人とも完投できる力がある。打線に比べて計算ができる3本の矢は大分舞鶴の武器だ。2回戦は第3シードの三重総合。5月の県選手権で惜敗している。打線が奮起すれば今大会のダークホースとなるだろう。花田監督が最初にどの矢を抜くのかにも注目したい。

 

4番・安部亮佑主将(3年)が打のキーマンとなる

 

(柚野真也)

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