県高校総体直前特集 サッカー女子①柳ケ浦 結果を求める戦いが始まる

2019/05/13
  • 高校総体

 高校女子サッカーの2大大会となる全国高校選手権(インターハイ)と全日本高校女子サッカー選手権での上位を目指す柳ケ浦。林和志監督は「今年は強化3カ年計画の最終年、結果を求めている。ボールを大事につなぐサッカーをするために、これまでよく走った」と歩んできた日々に思いをはせた。

 

 目標である全国大会でのベスト8に向けて、自分たちのスタイルを構築した。練習風景や選手の声から察する限り、林監督がとっぴな戦術を取り込んだ気配はない。キャプテンの山村あずき(3年)は「大まかに言えば、しっかりパスをつなぐためにチームとして仲間を助けること」と、味方の動きを引き出すランやパスを怠らないなど、基本的な動作を徹底したという。

 

 言うはやすく行うは難し―。暑い日も寒い日も、毎日反復した練習が形となるまで時間はかかったが、声を掛け合い、意識を高く保った。3年生は、1年の頃から誰一人脱落することなく19人が在籍する。苦楽を共にした3年生の絆は深く厚い。少々の困難があったとしても乗り切れるチームワークがあり、度量がある。得点源の加藤明星(2年)、新戦力として期待される川添ゆず、イム・スヨンら1年生も迷いなくプレーできるのは、「3年生がしっかりとした土台を築いたからだ」(林監督)。

 

技術が高く、中盤の核となる川添ゆず(中央)

 

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