県高校総体直前特集 サッカー男子⑦大分鶴崎 ダークホースになるために基本を追求

2019/05/07
  • 高校総体

サッカー男子注目校&注目選手紹介⑦大分鶴崎高校

 

昨年度実績

 

県高校新人大会 2回戦敗退

OFAリーグ2部 2位

全国高校選手権大会県予選 ベスト8

県高校総体 ベスト8

 

 サッカーにおいて基本である「蹴る、止める、運ぶ」の技術を瞬時に正確にプレーすることを徹底する。これが“鶴高”の不変のスタイルだ。新チームになってからも基本を追求。飛び抜けた選手がいないからこそ、全員で崩しのイメージを共有し、「一人一人の(パスを)つなぐ意識が強くなった」と本多陽翔(3年)は明かす。

 

 OFAリーグ2部で2位となり今年度から1部へ昇格した。初戦の柳ケ浦との試合で0-5と大敗したが、点差以上の実力差を感じることはなかった。首藤謙二監督は「パスの精度が上がれば面白くなる。勝ち試合を増やして自信をつければ勢いに乗れる」と手応えを感じずにはいられなかった。

 

 他校の監督にとって大分鶴崎の存在は気になるようだ。「シードに入らないが常に上位を苦しめる存在」(友成義朗監督・大分工業)、「ボールをつなぎ、いいサッカーをする。着実に力をつけているし侮れない」(島畑欣史監督・大分上野丘)。

 

 周囲の評価は高いが、監督も選手も冷静だ。「県総体の目標はもちろん優勝だが、目の前の試合に集中するだけ」と首藤監督が話せば、「やるべきことをサボらず、どれだけ精度を高めてプレーできるかに集中したい」(本多)と選手におごりはない。相手に合わせて枝葉に若干の修正を加える必要はあるが、根幹を変える必要はない。その根幹部分であるサッカーの基本を試合開始直後から発揮できるかが鍵を握っている。番狂わせの目玉となりそうだ。

 

県総体では番狂わせを起こしそうな大分鶴崎

 

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