大分上野丘高校 チームのベクトルは上向き

2018/05/22
  • 高校総体

県高校総体直前特集 ラグビー#05 大分上野丘高校

 

 大分上野丘の挑戦が始まる。県内有数の進学校であるため一部の3年生にとって最後の公式戦となる県高校総体。ラグビー競技はすでに1回戦が行われ、2回戦からの登場となる大分上野丘は27日に初戦を迎える。キャプテンの藤本涼太郎(3年)は「このメンバーで戦えるのは最後。1日でも長く一緒にプレーするためにも(2位まで出場権が与えられる)九州大会を目指したい」と力強く語った。

 

 新学期からラグビー経験者の1年生が加わり、即戦力として期待されている。「部内の競争がようやくできるようになった。チームはいいベクトルに向かっている」と白石欣基監督。春休みの小倉遠征で一定の成果を得たチームに新たな戦力が加わり、ワンランク上のレベルに達した。密集でのボールの奪い合いの局面で、相手の選手を退かせるクリーンアウトの意識が高くなり、得意の速い展開で攻撃に転じられるようになった。

 5月の連休で強化合宿は、県高校総体に向けた総仕上げと位置づけ、メンバーの最終選考とした。白石監督は「大枠は決まっている。あとは最後のメンバーをどう固めるか」と話し、試合に向けて連携を深めている。

 

 チームの中心は3年生。フォワードの要はナンバー8の淡路翔太。筋力トレーニングの成果で当たり負けしない体ができ、自由奔放なプレーに磨きがかかった。バックスはスピードがあり、キックの精度の高いFBの犬丸悠一朗を司令塔のスクラムハーフ藤本が操る。例年になく3年生が多く、結束力も強い。「個よりみんなで戦うラグビーをしたい」と淡路。強く、低く、激しいタックルを合言葉に勇敢に戦い抜く。

 

FWは力強さが増した

 

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