県高校総体前特集 バスケットボール男子(3) 機能的なスタイルで4年ぶりの優勝を目指す大分舞鶴

2022/05/07
  • 高校総体

 カギを握るのは、キャプテンの清末純平(3年)。カットインや外角からのシュート力など、緩急のあるプレーで相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)する。広い視野から展開されるセットプレーでもチームを動かすなど、スキルの高さは抜群。「キャプテンになってから『チームのために』という気持ちが成長している」と池田監督が評価するように、チームを牽引(けんいん)する強い責任感が団結力を生んでいる。

 

 チームとしては舞鶴バスケの伝統ともいえる「機動力バスケ」ができあがりつつある。今年のチームは高さこそないが、相手のミスを誘うオールコートディフェンスや外角からのシュートなど、「機能的なバスケ」を目指す。「全国を目指すためには、まだまだ底上げの時期。シュート成功率もディフェンスも、安定感のある試合ができるように強化していきたい」と池田監督。課題は多く、全国を前に立ちはだかる壁は高いが、丁寧に着実に課題をクリアしながら、44回目のインターハイ出場を目指す。

 

チームの浮沈の鍵を握る清末純平

 

 

(黒木ゆか)

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