県高校総体前特集 バスケットボール女子(3) 「粘りのバスケ」で4年ぶりの優勝を目指す藤蔭

2022/05/09
  • 高校総体

 中心となるのは平本咲羽(3年)。オフェンスではスピード感と広い視野から精度の高いセットプレーを展開。精神的支柱としての役割も果たすキャプテンだ。南九では「同じ得点パターンを何度も許してしまった。1対1のディフェンスを強化したい」と課題を見つけ、県高校総体までに仕上げる構えだ。また、2年生ながら主力として活躍する窪田千潤はパワフルなプレーでチームに貢献するが、「もっと体力をつけて、全員バスケで勝てるチームにしたい」と意気込む。

 

 「もう一度全国へ」という思いはもちろんあるが、まずは個々が長所を伸ばし、自分たちらしいプレーを大切にする。「対外試合ができない中、チーム内の競争によって主力以外の能力も上がっている。県高校総体までにできる限り経験を重ねて対応力をつけたい」と芦川監督。伸びしろが大きい選手たちが、自分たちらしい「粘り」と「バスケを楽しむ気持ち」に加えて「自信」を確立したとき、最高の結果をもたらしそうだ。

 

粘りのバスケが浸透している

 

 

(黒木ゆか)

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