県高校総体前特集 バレーボール女子② 勝負の年となる大分商業、勝利への陣形は整った

2021/05/06
  • 高校総体

 宿敵・東九州龍谷(東龍)対策も進む。県高校総体の前哨戦となった全九州バレーボール総合選手権大会県予選(九総予選)の決勝で敗れたが、2枚攻撃のパターンやローテーションの組み合わせを試した。懸念材料の試合の入りは悪かったが、セット間に気持ちを切り替えることに成功し、2セット目は互角の勝負を演じた。森監督は「課題が明確になり、収穫もあった」と手応えを感じている。

 

 九総予選で初めて試した嵯峨のジャンピングサーブは大きな武器となり、秦、岩田の状態は試合をこなすことで上向き。故障を抱えた選手が本調子に近づけばピースはそろい、東龍追撃の陣形は整う。嵯峨は「サーブで崩せるようになった。自分たちの成長を感じているし、東龍との差は確実に縮まった。ただ、これまで一度もセットを取れていない。これまで以上に一つ一つのプレーの精度を上げなければいけない」と話す。気を引き締めることも忘れなかったが、先の言葉は掛け値なしの本音だろう。

 県高校総体では小細工なし、真っ向勝負で東龍に挑む。

 

県高校総体に向けてチーム状態は上向き

 

 

(柚野真也)

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