#スポーツのチカラ 県高校総体 空手道男子 個人形は森山が3連覇、組手は大嶋が優勝

2020/07/14
  • 高校総体

 試合では「久しぶりの公式戦なんで緊張した」と森山。1回戦の指定形では「小さくまとまった」と本人は反省したが全10選手の中で最高得点を出した。2回戦の得意形ではスピードとパワーを生かし、「思い切り打てた」と良さが出た。高橋誠監督は「型をなぞる選手が多かったが森山は自分らしさを表現した」と高く評価した。1、2回戦とも最高点で他を圧倒した森山は「連覇は素直にうれしい。100%の出来ではなかったが、大学でも空手は続けるのでこれからも鍛錬したい」と、高校で成し遂げられなかった日本一の目標を追い求める。

 

 個人組手は4強を大分南が独占。互いの手の内を知り尽くすなか大嶋康太が決勝で森山を破り、優勝した。「森山にトロフィーを2つ渡すわけにはいかなかった」と、序盤に上段蹴りを決められリードを大きく開けられたが、得意の上段突きでポイントを稼ぎ、終了間際に逆転し1ポイント差で逃げ切った。3位の岡田遊海は「悔いはない」と話し、牧野寛大は「インターハイに出られなかったのは残念だけど楽しい3年間だった」と仲間に感謝した。高橋監督は「高校の空手道はこれで終わりだが、この後も何らかの形で空手に関わってほしい。この数カ月は異例ずくめだったが選手は本当によく頑張った。記憶に残る大会になった」と選手をねぎらった。

 

上位入賞を独占した大分南

 

 

(柚野真也)

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