別府翔青高校 いざ、二連覇へ。王者のプライドを胸に最愛の仲間と挑む夏

2017/07/27
  • 高校総体

注目選手

 

石井魁(3年)

 チームを率いるキャプテンを務め、「二連覇は自分たちだけにあるチャンス。絶対にものにしたい」と前だけを見ている。全国の高校生が目指すインターハイの舞台に特別な思いを持つが、今年の県高校総体開会式で選手宣誓をしたことが自分の意識をさらに高めたと言う。最終学年になった今、「1年生の時はチャレンジャー精神。でも3年生はそう簡単にはいかないことも多いので一戦一戦を大切に戦いたい」と精神的にも成長した証を結果で示すだろう。

 

 

上野優斗(3年)

 チームの絶対的エース。小さい頃から培ってきたフェンシングの技術は非常に高く、数え切れないほどの大会で好成績を収めてきた。「最高の状態でインターハイに挑みたい」。昨年感じた全国制覇の難しさを知るだけに、この大会に懸ける意気込みは誰よりも強い。「死ぬ気で体を造り上げていく」と残された準備期間でラストスパートに入る。「団体も個人も、必ず獲る」。積み重ねた努力が実を結ぶ瞬間を楽しみにしたい。

 

 

 

瓜生陽(3年)

 遅からず速からずの絶妙なスピード感で相手を翻弄(ほんろう)する。渡部監督も類いまれな能力を高く評価している。「昨年のように、自分たちの持っている力を十分に発揮したい」。大会前の直前合宿では、課題の残る技術面を徹底的に追い込んだ。何度も繰り返し練習することや後輩に教えることで成長を遂げられると言う。「みんなのおかげで強くなれている」。常に仲間への感謝の気持ちを持ち、フェンシングに向き合う姿は美しい。

 

 

 

(塩月なつみ)

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