弓道女子 大分南 集中力を研ぎ澄まし、狙うはベスト8

2019/08/05
  • 高校総体

全国高校総体の目標

ベスト8

 

  県高校総体弓道競技で情報科学との接戦を制し、2年ぶりに全国への切符を手にした大分南。7月に行われた全九州高校体育大会では本戦1回戦で敗退となったが、全国レベルのチームと対峙したことは貴重な経験となった。

 3年生4人、2年生2人で構成されたチームの最大の武器は「精神的強さ」。追い込まれた場面でも一人一人が自分の役割を果たし、ときに練習以上の力を発揮することができる。

 

 課題は、「調子に波があること」。いかに強い精神力を有していようと、やはり高校生。悪い流れに飲み込まれるとうまく切り替えることができず、一気に調子を崩すことも多い。“調子の波を一定に保つには練習あるのみ”。現在は、久保田信輔監督の「的中率を上げるには、会(静止した状態)から離れをどうするか。それに尽きる」という言葉に従い、弓と体が一体となるように射形の一連の動作を徹底的に鍛えながら最後の調整に取り組んでいる。

 

 4人の3年生にとっては最後の大会。団体戦で最後に矢を放つ大役「落ち」を任されている高田萌咲(3年)は、「プレッシャーはあるが、チームの柱となれるように頑張りたい」と気合十分。チーム1の的中率を誇り、エースとしてチームを牽引する篠田桃果(3年)も「(最初に矢を放つ)大前という立場を意識して、1本1本丁寧にひいていきたい」と力強く話した。

 

 久保田監督が「熟練者でも弓をひく瞬間は色々考えて心を乱すことがある。どこまで1本の矢をひくことに集中できるかが重要」と話すように、弓道は“心”が大きな影響を及ぼす競技。3年生を中心にまとまるチームは、「全国ベスト8」を合言葉に、精神を研ぎ澄ませ、大舞台に臨む。

 

チームワークでベスト8目指す

 

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