ソフトテニス女子 明豊高校 九州王者として全国に挑む

2019/07/17
  • 高校総体

全国高校総体の目標 

一試合でも多く勝ち上がる

 

 団体戦で2年ぶり26回目の全国高校総体出場を決めた明豊高校女子ソフトテニス部は、九州大会でも17年ぶりとなる団体戦優勝を果たした。九州大会は昨年、一昨年と決勝まで進んでの敗戦という悔しい経験をしてきた彼女たちにとって、この優勝は全国に向けて間違いなく自信につながっている。

 

 「課題だった“想定外への対応力”が身に付いてきた証拠。県内ではどのチームよりも対応力がある。その長所を九州大会でも出し切ってくれた」と吉良洋介監督。個々の能力は高いが、これまでは相手からの想定外の攻めに対して100%の力をぶつけられず悔しい思いをすることもあった。そこで原点に戻り、基本に忠実に練習の成果を出し切ることに集中。明豊スタイルでもある「相手を動かし、自分たちが動き続ける」戦い方を確立し、自分たちのペースで試合を進められたことが勝因となった。

 

 全国高校総体までの課題は、攻撃のバリエーションを増やすこと。「これまでの積み重ねで基本が確実に身に付いているからこそ、残りわずかな期間でもさらに力をつけることは可能」と吉良監督。全国では、瞬時の判断能力、想定外が起きても冷静に対応し、チャンスボールを確実に決めるなど、多くが求められる。

 

 一瞬の迷いやミスが敗北につながる厳しい戦いが予想されるが、みんな笑顔で「目標は全国制覇」と口をそろえる。真剣なまなざしながら楽しそうに練習する彼女たちの部訓である「鍛錬千日、勝負一瞬」のとおり、毎日の努力の成果を発揮して良い結果を残してくれるに違いない。

 

九州大会に優勝し自信を得た

 

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