陸上少年女子 日本一になるために理想の走りを追求する 加藤汐織(大分雄城台2年)

2018/09/10
  • 国体

 もともと大らかな性格で、くよくよ考え込むタイプではなかった。「負けても仕方ないと次に気持ちを切り替えていた」という。しかし、高校生になり、周囲の向上心の高さに触れるうちに負けず嫌いの気持ちが芽生えた。「誰が一番早く走ることができるか。記録も大事だけど勝ち負けが分かりやすい」と単純明快な競技だからこそ、勝負にこだわる。

 

 インターハイ、国体の女子100mで2冠を達成し、今年3月に大分雄城台を卒業した児玉芽生(福岡大1年)から日本一になるための心得を学び、加藤も児玉同様に「勝負の神様は日常生活にも宿る」と毎日のゴミ拾いを欠かさない。「常に意識を高く持ち、毎日成長できることを考え練習する」と練習ではアップから走ることに全神経を集中する。

 

 目標は日本一。「これまで負けた数だけ悔しい思いをしたけど、いい経験になっている。1レースごとに理想とする走りに近づいている」。国体でも自分の走りを追求し、勝つためにバトンをつなぐ覚悟だ。

 

陸上強豪校のキャプテンとなり、自覚が芽生えた

 

(緒方美香)

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