全国高校選抜スポーツクライミング選手権 それぞれの思いを胸に、そびえる壁に挑む

2018/12/21
  • 冬の全国大会

 スポーツクライミングの第9回全国高校選抜選手権大会は22,、23の両日、埼玉県の加須市民体育館で開催される。男子は森響生(竹田2年)、本田一葵(同)、女子は清田幸姫(同)、矢野あゆみ(同)、森本日菜(大分2年)が臨む。竹田の森と本田、清田と矢野は個人戦の得点の合算で競う学校対抗にも挑む。

 

 11月の県高校新人大会は持久力のリードと、パワーや精神力も必要なボルダリングの2種目で競った。

 男子の森はリードで1位、ボルダリングで2位となり総合優勝した。月に1度、福岡のボルダリングジムに通い、技術指導を受け、個別の練習プログラムを持ち帰り、黙々と練習に励んだ成果が形となった。「全国で通用する力は今はないが、来年の九州大会、国体へのステップとなればいい。緊張感も楽しみに変え、全力を出し切りたい」と意気込む。

 リード6位、ボルダリングで優勝し、総合2位となった本田だが、全国選抜はリードのみで順位を競うため、苦手種目の克服がポイントとなる。中学まで野球や陸上のハードルで身に付けた体幹の強さを武器に、動きのブレを最大限に抑え、「一つでも上の順位を目指したい」と話す。

 

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