ウインターカップ県予選・男子 別府溝部学園が高さとスピードで初優勝

2018/10/18
  • 冬の全国大会

 第1クオーターは25-21の接戦となったが、第2クオーターでは「僕たちの持ち味である高さとスピードを発揮できた」とキャプテンの島袋琉太(3年)。ディフェンスリバウンドをフセインがもぎ取りロングスロー、島袋らガード陣が一気に相手コートに走り込み、次々に速攻を決めて点差を広げた。また、常に高いパフォーマンスを発揮できるように選手を頻繁に交代し、集中力を持続させたことも効果的だった。前半終了時点で22点差をつけ、後半も攻撃的バスケを展開し、117得点を奪って快勝した。

 

 福岡の強豪校・福岡第一の選手として全国高校総体などに出場した末宗コーチを招聘(しょうへい)して2年目。県内外から有望選手を集め、今年4月にウガンダ出身のフセインら留学生が入部し、強化が実った。1年生の頃は部員が少なく、紅白戦もできない状況を経験した原川中(大分市)出身の鳥生竜之介(3年)は、「入学当初は不安だらけだったが、末宗ACが来てからメンバーもそろい、チームが一丸となって戦えるようになった。高校最後の年に全国大会に出場できて本当にうれしい。ウインターカップでは自分たちのバスケがどこまで通用するか楽しみ」と喜びをかみしめた。

 末宗ACは、「これまで県内の強豪校を必死で追いかけてきたが、これからは追われる立場となる。プレッシャーはあるが大分県で勝つのは当たり前と言われるようになり、全国で勝てるチームをつくりたい」と次の目標に目を向けた。

 

ダンクシュートを決めるフセイン

 

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(柚野真也)

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