ウインターカップ県予選特集・女子③ 3戦100点ゲームで勢いに乗る大分鶴崎

2018/08/11
  • 冬の全国大会

 7月28、29日にあった全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の県1次予選を勝ち上がった注目校を試合を振り返りながら紹介する。3回目は大分鶴崎。

 

 ウインターカップ県1次予選の1回戦で竹田、2回戦で高田、3回戦で楊志館と対戦し、全て100点ゲームで勝利して2次予選へと駒を進めた大分鶴崎。山本智代子監督は「平均身長が低く、能力に長けた選手がいるわけでもない。その分、全員が最後まで走るバスケを意識してくれた」と振り返る。チャンスがあればポジションにとらわれずシュートを打ち、運動量で相手を凌駕(りょうが)する粘りの守備を持ち味とする“全員バスケ”が鶴崎のスタイルだ。今大会ではベンチ入りしたメンバー全員が出場し、また一つ経験を積んだ。

 

 県高校総体後に3年生が部活を引退する中、ただ一人残ったのが佐久川華穂。今大会もエースとしての役割を果たすと同時に、精神的支柱としてチームを引っ張る。相手に流れをつかまれた場面では、佐久川が下級生に声を掛け落ち着かせた。

 

 チームの課題の一つがファウルの多さである。また、シュートの成功率を上げることも今後の目標となる。山本監督は「まだ体の軸が出来上がっていないから、ファウルも多いし、シュート率も低い。走り込むと共に体幹強化を図り、守備から得点へとつなげられるチームにしたい」と課題克服のために基礎練習を徹底する。

 

 2次予選で対戦するチームは格上ばかり。当たりの強い守備と高い得点力に苦しめられることは確実だ。10月の2次予選に向けて個々の能力を伸ばし、さらなるチーム力向上を目指す。

 

 1次予選は大量得点で自信を深めた

 

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