全国高校サッカー選手権県予選前企画(5) 中津東 ハマれば一気に頂点にたどり着く爆発力あり 【大分県】

2024/09/19
  • 冬の全国大会

 伊藤光琉(3年)、梅津爽蒼(2年)には爆発力があり、好調の攻撃陣はこの前線の2人にどれだけいい形でラストパスを送れるかがポイントになる。シンプルにスペースを突くことを主流とするが、「大きく蹴るのではなく、狙ったポイントにロングパスを置く」(首藤監督)イメージだ。そこからサイドで人数をかけてボールを運び、ゴールエリア脇の「ポケット(ニアゾーン)」で伊藤、梅津がフィニッシャーとなる。

 

 DF十時夢叶(3年)が精度の高いキックでロングパスを置き、後方から試合を組み立てる。高校入学した翌週から中盤のポジションで試合に出ていた十時は経験豊富で、ゲームメーカーとしての素質もある。最前線と最後尾は伊藤、梅津、十時という太い柱があり、両ゴール前で決定的な仕事ができる選手を配置する。チームの状態はよく、ベストメンバーがそろえば一気に頂点に駆け上がる可能性を秘めている。

 

戦術の成熟度が高まっている

 

 

(柚野真也)

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