東九州龍谷高校 勝利への執念で目指せ日本一!

2017/12/28
  • 冬の全国大会

 練習でも日本一に向けて余念はない。平日の練習時間は2時間余りと短いが、集中力が凄まじい。アップの対面パスから程よい緊張感に包まれ、「一瞬で勝負が決まるんだ」と相原監督の檄(げき)が飛ぶ。スパイク練習でも「手のひらに気を入れろ」、「3年生と一緒にプレーできるのは今週しかないぞ」と相原語録が次々と飛び出し、選手のモチベーションを高める。極め付きは紅白戦。選手選考の意味合いが強く、毎日が先発オーディションの模様を呈す。常に公式戦のような試合が続き、選手は最大値を出さなければメンバー落ちする危機感を持っている。

 

 相原監督は紅白戦であろうと練習試合であろうと、勝つためのプレーを求める。勝利へのこだわりが、これまで数々のタイトルをチームにもたらした。「育成年代は勝利を最優先しなくていいというけれど、試合は勝たなければならない。優勝したときに見える景色を知っているかどうかが、後にものをいう。優勝経験のある選手にはそれだけの価値が生まれる」と相原監督は話す。それは選手もよく口にする言葉でもある。

 

 監督と選手が信頼関係で結ばれた上で行われる、日本一に向けて歩むための妥協なき練習。東龍の強さはその“汗の結晶”だ。

 

インターハイに続き、春高バレーでも日本一を目指す

 

(柚野真也)

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