全国高等学校サッカー選手権大会 決勝戦レポート 大分西が底力を発揮し初の栄冠!

2017/11/13
  • 冬の全国大会

 大分西は苦しみながらもパスをつなぎ、自分たちのスタイルを貫いた。73分にPKで加藤健多郎(2年)が追加点を奪い、80分にはCKの流れから渋谷駿介(2年)が押し込み、2点をリードし試合を決めた。宮崎は「同点に追いつかれても焦りはなかった。僕たちは2年連続決勝戦で負け、悔しい思いをしてきた。絶対に勝つという強い気持ちで80分戦えた」と勝因を上げた。首藤啓文監督も「志を高く持ち、全力で戦った。いつも通りに自分たちのプレーができた」と会心の勝利に笑顔を見せた。

 

 首藤監督は、2年連続で優勝を逃したことをネガティブに捉えていなかった。2年間の悔しい思いを積み重ねて今があると信じていた。「2度あることは3度ある」という言葉をあえて口にし、「3度目の正直」と対の言葉なんだと選手に説いた。「どちらの言葉も結果に付随する。ならば自分たちの持ち味を発揮して、結果を出そう」と選手をピッチに送り出した。監督の信念、大分西のスタイルを選手たちが具現化し、優勝というひとつの結果を残した。

 

大分西は自分たちのスタイルを貫き3点目を奪った

 

(柚野真也)

 

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